減点式と加点式の婚活

減点式と加点式の婚活

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減点式の婚活と加点式の婚活の違いを紹介します。

「男性は減点式恋愛」だとか、「女性は加点式恋愛」だとか、「イヤイヤ逆だよ」だとか、よく議論されますよね。

ここでは、これまで3,000人以上に婚活アドバイスをしてきた札幌在住の婚活アドバイザーが、減点式と加点式を紹介していきます。

　そもそも加点式恋愛、減点式恋愛とはどういうことでしょうか？

　「顔はタイプじゃないけど、服のセンスがいい！」というのは加点式、「服のセンスがいいけど、顔がタイプじゃない！」というのが減点式と言うわけではありません。今の例は倒置法、もしくは楽観的か悲観的な違いです。

　加点式か減点式かは、時間が経過して初めてわかります。交際後、相手の良い面を見つけるのが加点法式であり、悪い面を見つけるのが減点方式です。

　結論から言ってしまうと、加点式か減点式かは採点する側の人にもよりますが、採点される側にもよります。だって、「最初は優しいひとだと思ったけど、後々に暴力を振るう人だとわかった」というケースは、減点しかないですもんね。もちろん「最初は優しいひとだと思ったけど、後々に暴力を振るう人だとわかった。でも、思っていたよりユーモアのある人だと気づいた」といったケースは、減点方式と加点法式が混ざり合います。結局のところ、人の印象は加点と減点の繰り返しであり、相手の良い面を見つけるのが上手い人もいれば、悪いところばかり気になるという人もいるという事。更にはそれは相手によりけりという事ですね。

　たまーに、「初対面の時は悪印象であっても、優しい一面を見た時に評価が高くなる」のが女性で、「初対面で見た目が可愛いから好印象だったけど、言葉遣いが悪いから評価を低くする」のが男性という変な例を出して、女性＝加点式、男性＝減点式と結論づける方がいますが恐らく間違いでしょう。男性は単純だからと言う人もいれば、女性は単純と言う人もいるのと同じく、性別の差ではなく、あくまで個人の差です。

　さて、婚活においても、加点式と減点式を例に出すことがあります。恋愛と違って嫌いになったから別れるという風に単純にはいきません。加点法が得意な人は、相手の良い面を見つけることが出来る素敵な人ではありますが、いざ、二人で暮らすとなれば話は別です。「年収が低いけど、優しい人」だけでは幸せになれるかはわかりません。食べ物に困る、服が買えない、子供を大学に行かせてあげれないでは困りますもんね。もちろん、お金が全てという例ではなく、言いたいのは加点式も減点式もバランスが大事という事です。

　一方、減点方式になりがちな方も困ります。相手の悪いところばかり見ていては、そもそも結婚できません。出来たとしても、不満ばかりの夫婦生活になりますし、最悪、離婚してしまいます。

　ちなみに加点法式と減点方式って、年齢でも差がでる傾向にあるようです。もちろん、くどいようですが個人の差が一番大きいですけど。幼稚園くらいまでは人の良い面が見えがちで、小学校に入学した後は悪い面が見えがち。中学に入学する頃から２０代前半には「恋愛」という側面では良い面が見えやすようです。そこからは暗黒期が始まり、人の悪い面が気になり、仕事を定年した後は良い面が見え始めるらしい。

　また、加点法式でもなく減点方式でもないケースがあります。それは無関心。相手に興味を持たないので加点も減点もないのです。ある意味これが一番怖い事かも。

　ちなみに「無関心」に思われがちなのが、「鈍感」です。鈍感の人は悪い一面もありますし、良い一面もあります。人って複雑ですね。